クラミジア治療に使えるジスロマックとは

2019年09月10日

ジスロマックはクラミジアの治療における第一選択薬です。
基本的に一回の服用で治療を終えることができる薬で、完治するために必要な期間は3週間から4週間程度必要です。
完治まで1ヶ月程度かかりますが、薬の効果の持続時間が長いため服用は一回で済みます。
ジスロマックはマクロライド系に分類される抗生物質で、この系統の薬は副作用が置きにくいのが特徴です。
あるとすれば下痢や吐き気、胃痛など消化器系の副作用です。
このような副作用があるため、下痢を起こしやすい体質の人は診察時に医師に相談しておきましょう。
そのような体質の人には整腸剤を一緒に処方してもらえることがあります。

また、場合によっては一回で服用する量を数回に分けて飲むように指示されることもあります。
そうすることで副作用を起こしてしまう可能性を低くすることができるからです。
このような服用方法を指示された場合は飲み忘れに注意しなければなりません。

クラミジアの治療で大切なのは原因菌であるクラミジア・トラコマチスを完全に死滅させることです。
そのためには血中の薬の有効成分の濃度を一気に高める必要があります。
飲み忘れてしまうと菌を死滅させるために必要な濃度に達せずに菌が残ってしまう恐れがあります。
少しでも菌が残っていると完治できません。
また、完治しないだけではなく薬に菌が耐性を持ってしまうと薬が効かなくなってしまいます。
その場合は他の薬を用いて治療をしなければならなくなり、治療器期間が長引いてしまうので注意が必要です。

また、服用後はきちんと検査を受けましょう。
菌の中には感染した時からジスロマックの成分に対して耐性を持っている場合があります。
耐性を持っている菌には十分な効果が得られず完治できないままとなります。
検査を受けなければ菌が体内に残っているかは分かりません。
そのため自己判断で治ったと思って性行為をしてしまうと感染を広げてしまうことになります。
検査を受けて完治が確認できるまでは性行為は控えなければなりません。

クラビットとジスロマックの違いとは

第一選択薬として用いられるジスロマックですが、菌が耐性を持っている場合などの治療では別の薬が用いられます。
ジスロマックの他に有効な薬としてはクラビットがあります。
クラビットは以前クラミジアの第一選択薬とされていました。
しかし、クラビットに耐性を持つ菌が体内に増えてきたことから現在はジスロマックが第一選択薬となっています。
菌が耐性をもっていなければ、どちらもクラミジアへの効果に違いはありませんが、ジスロマックは妊婦の方にも処方できる安全性や飲み忘れが置きにくいということなどからも第一選択薬として選ばれています。

マクロライド系の抗生物質は副作用が置きにくいため妊婦の方にも処方ができる薬とされていますが、クラビットはニューキノロン系に分類されるもので、この系統は妊婦の方には処方できません。
もし、妊娠の可能性があるのであれば医師に必ず伝えるようにしましょう。

また、クラビットの服用回数ですが、ジスロマックとは違い7日間服用しなければならないのが特徴です。
これは薬の効果の持続時間の違いによるものです。
ジスロマックは服用後1週間程度効果が持続します。
それに対し、クラビットは24時間程度です。

クラミジアの治療で重要なのは一定期間、血中にある薬の有効成分の濃度が高い状態にしておかなければなりません。
そのため飲み忘れてしまうと十分な効果が得られなくなってしまい完治できない危険があります。
クラビットは服用回数が多い分、飲み忘れのリスクがあるのです。
また、自己判断で薬の服用を中止することも完治を遅くします。
クラミジアは放置したり治療が長引いたりすると不妊症を起こすリスクもあるため、きちんと飲みきって早めに完治することが大切です。

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